上棟(着工後37日)
2009年4月16日(木)大安の日に上棟しました。
この二度と無い大事な日、会社は休みます。
朝8時ちょっとすぎたところで現場に向かうと、既に土台に柱が組まれていました。
■通し柱は支えの木(仮筋かい?)が打ち付けてあります。黄色のビニルシートにこれから組み上げてゆく木材が積まれています。
■南東からです。道具が並んでいました。後で使っているところを見て分かった事を書きました。ジャッキの様な道具の名前をgoogleで調べたら「鴨居ジャッキ」と書いてありました。
■クレーン車の操縦をしていた方は沈着冷静でした。
■後から分かったのですが、2階用の木材をいったん吊り上げ外に出し、作業場所を確保していたようでした。
■リビングを南北に渡す梁が大きい=高さ(成)355mm:巾120mmので、下から支える柱です。
■東南角の通し柱です。2階の和室ですが、当初、大壁で設計してもらいました。が、年をとって部屋にいる時間が長くなると檜の柱を見たくなるような気がしていたところに、設計の方から、大壁でいいですか、真壁にしましょうかと確認され、真壁に変更をお願いしました。なので紙が巻いてあるのだと思います。
■棟梁の後ろ姿です。指示を出していました。赤い手袋です。巨人の柴田を思い出しました。どんな職業でも上に立つ人は自らを律しながら、全体を統率しなければ成り立たないので大変ですよね。
■西側の胴差をクレーンで下ろしながら柱に組み入れるところです。
■掛矢で叩いてほぞ穴に差し込んでいます。頭が赤いのが、下から引っ張って差し込む道具です。googleで調べたら「建前かけや」と書いてありました。やっぱり掛矢でした。
■通し柱に紀州と書いてあります。
■クレーン車での微妙な操作は、油圧機械の精度が上がっているので小指でも動かせるほど敏感に手の動きを捉えて動くのだそうなので、いつも使っている馴染みの機械でなければやりにくいそうです。重機の講習をしている妻の父に聞きました。
■11時前から2階の建て方が始まりました。
■家でお昼を食べ、3時のお茶菓子を用意してぼやぼやしている間に、14時半前には棟木が上がっていました。
■東南から見た、1階・2階・小屋裏まで建て入れされた柱・横架材・母屋などです。
■小屋組ですが、棟木から出ている高さのある材は何と呼んだらよいのでしょう。垂木という感じではありません。
(2011/6/5追記:建築雑誌に出ていた図からすると「登り梁」という名前だと思います。上棟当時に仮に名付けた「斜め梁」という名前もいい線いっていました)
■西側が道路を挟んで川なのです。
■手持ちのデジカメ35mm相当レンズでは収まらないので、川を挟んで全体を西側から撮りました。南北に流れる切妻屋根です。私は簡潔さが気に入っています。太陽光発電が現実的になれば屋根の南面に付けたいです。
■幣束を棟木に取り付けてもらっています。
■無事、建前完了です。
この後、棟梁の進行で簡素に上棟式を行いました。四隅にお塩・洗い米を盛り、お酒で清め4つ目の角で二礼二拍一礼しました。棟梁の挨拶の後、建て主(私)からのお礼と工事の安全を祈願した挨拶・御祝儀と草加なのでおせんべいをおみやげにしました。横田建設さんから上棟祝いを頂きました。
クレーン車の操縦の方は、一通り材料を上げ組み終わると作業が終わるので、大工さんより早く帰られました。おみやげの草加せんべいを渡しそびれましたが、御祝儀は横田建設さんから渡してもらえました。
最後に社長さん・設計さんを含め棟梁・大工さんと家族も一緒に記念写真を撮りました。これは皆で造っている家であることを実感したくて前日に思い着き、とても良い記念になりました。記念写真は横田建設さんにメールでお送りしました。
●お昼は、やはりお弁当を用意すれば良かったと思いました。適当な仕出し弁当屋が見つけられなかったこともあり用意しませんでした。大工さんは弁当持参の方と、近所のスーパーやコンビニで買う方といて、買う方は時間と手間がかかります。休み時間が限られている割には建前で相当の重労働なので、用意すれば休み時間を多少はゆったりとできるからです。上棟の日ぐらい、いつもと違うお弁当だと喜ばれるような気がしたからです。もしこれを読んでいる方がいたら、これは私の感想なので、個別に判断されると良いと思います。
●上の写真と写真の間に、金物の取付や垂直や直角の歪みの直しなど、いろいろな作業があるかと思いますが、上棟式やお茶などの用意・会社を休んだついでに市役所への用足しなどで結構忙しく、全体をじっくり見られませんでした。ちょうど披露宴の時のように、本人たちは裏で衣装を替えたり写真をとったり・会場では挨拶したりでまともに食事ができず、式全体を見ていないのと似たような状況でした。前日までに一通り準備はできていたはずなんですが。
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