web内覧会-9<和室>
和室が好きです。
正面の引き戸をひいて入ります。
右側は、子供部屋です。
6畳と2畳分の板の間です。
南側の障子を開けると、掃き出し窓とベランダです。
障子はなぜか、心ひかれます。
西側は、子供部屋と戸襖で仕切っています。
ここに家族で座って、今年の年賀状に使いました。
・依頼先の横田建設(株)設計Aさんとの、当時のメールのやりとりを見ると、
戸襖の反りについて説明がありました。
子供部屋側がクロスで(通常は合板)、和室側が襖紙というように
違う材料を戸襖の両面に張るので、建具屋さんが下地に
材料に合わせた反り対策を施すそうです。
工事中に建具屋さんとお会いして話を伺いたかったです。
・私が木が好きということで、設計Aさんが建具屋さんに相談し、
木目の縁(”弁慶”という)のサンプルを見せてくれました。
取っ手は襖紙のカタログにあった四角い木の色そのもので、
襖縁と合わせようとし、両方とも実現しました。
襖紙は妻が選びました。
反対の東側は、腰高窓です。
お隣が接近しているので普段から障子を閉めきりにし、
電動シャッターを開け閉めする程度です。
・目隠ししながら明かりを採り、
障子や窓を開けずにシャッターを開け閉めできる、
障子と電動シャッターの組み合わせは、具合が良いです。
北側は、入ってきた引き戸と、
ウォークスルークローゼットへの襖があります。
畳は落ち着きます。
家具やテレビを置くだろうと、2畳分は板の間にしました。
子供部屋と同じ、木曽桧(幅広・節有)のフローリングです。
工事中は、大工のHさんと朝7時頃から話をすることが多かったのですが、
H大工さんが、養生で覆われた板の間を指して、
「きれいな板を選んでおいたから楽しみにして」と、
期待を持たせてくれていた所です。
確かに、節が少なく小さく素直です。ありがとうございます。
・地震のためには、家具は畳の上に置いた方がよいそうです。
(畳が家具の揺れを吸収し、倒れそうで倒れ難いそうです)
なので、置くとしても背の低い家具にします。
畳が好きです。
注文住宅の、好きな和室なので、ワラ床のサンプル(有料)を確認しました。
縁の紺色が目立ちます。
畳表に丈夫な物を選んだので、それに合わせた一番丈夫な縁がこの色でした。
ここは、デザインより実用優先にしました。
本当は、畳の縁や敷居は、踏まないものですよね。
子供に教えます。
裏は麻だそうです。
抗菌性があるとのこと。
だから麻袋なのかな。
天井です。
・和室の天井は、一番悩みました。
純和風の天井は何十万円、木目模様の天井材も好みでなく、
一旦は、ダイケンの和風天井材に決めたのですが、
工事が進んで注文する頃には、製品統合で廃版。
現場監督さんの、明るい色の材料がよいのでは?
というアドバイスも納得し
気になっていた月桃紙(L11S)から選びました。
ちょっと凹凸があり、本来は壁紙用です。
長押も気に入ってます。
埃がたまるだけと避ける方もいるとか、いないとか。
何も注文しませんでしたが(確認したかもしれないが忘れてしまった)、
長押をきちんと付けてもらえました。
もう少し年をとると、しみじみすると思います。
鴨居と敷居の工事中に切り落とされた部分を、
子供のおもちゃにとH大工さんにことわっていただいた物です。
・年輪の外側が凹む(内側が出っ張る)ように反るので、
外側が戸襖や障子に接する面にする。
ということを、どこかで見聞きしたのを思い出しました。
・上の写真の左側が子供部屋、右側が和室です。
子供部屋から、戸襖を開けて写しました。
子供部屋側はクロス張りです。
入り口でご紹介した引き戸です。
新月伐採・葉枯らしの天竜杉を使った
サンウッドさんの引き戸をインターネットで見つけ、
サンプルを見に行き決めました。
注文住宅なので、この引き戸はお金を使って、好きな木を楽しみました。
サンウッドさんにサンプルを見に行ったときに聞いたのですが、
最初は、皆さん多くの引き戸やドアを無垢材で考えていますが、
家造りの工程の最後の方になる建具を選ぶ段になると、
資金の余裕度が小さくなり、どうしても当初より削られ、
最後はドアや引き戸1枚になるとのこと。
私もその一人です。
でも、満足してます。ここまで立派に造って頂き、期待以上です。
普段は、こんな風に、引き戸を開け放しています。
引き戸。おすすめです。
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