カテゴリー「250 内装材」の記事

2010年11月 3日 (水)

「炭素の蔵」 -木質炭素見える化-

「炭素の蔵」は副題どおり
大気中のCO2が木材に固定化された炭素量を数値化し、
自分の家で蓄えている炭素量を「見える」ようにしたサイトです。
わが家のフローリング材 購入元の(株)五感さんが組織する委員会の運営です。

Photo_4 

フローリング材の材種と量(複数の単位が選べる)を入力すると、
炭素量が算出されます。
(サイトに登録できるのはフローリング材で、構造材は算出までできるそうです)
フローリング材のお部屋の写真を数点登録できるので、
実際に使われている様子から、無垢フローリング材を選ぶときの参考になるかもしれません。
また、設計・施工会社・登録者のホームページやブログのリンクがあるので、これらも家造りの参考になると思います。


たとえ、温室効果ガス中のCO2の割合(温暖化寄与率)が少なくとも、
また、千年・数百年単位での太陽・地球の長期的要因が気温の寒暖だとしても、
木材を利用することの意義や、登録されるお宅が増え楽しいサイトになりそうな予感から
今回、ブログに書きました。

本日2010年11月3日がサイトのオープンで、わが家は登録第1号とのこと。
上のサイトの画面にある木の芽が育つといいですね。
(埼玉県は県木のケヤキです)

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2009年10月11日 (日)

伊予杉フローリングに蜜蝋ワックス

小屋裏は無塗装の伊予杉無垢フローリングです。
横田建設さんに、1階の障子の桟に塗ってもらった余りの未晒し蜜蝋ワックスをいただいたので、いよいよ伊予杉に塗ります。

■用意した物
 右から
 ・掃除機
 ・蜜蝋ワックス
  Aタイプ=バターのような固さ
  (Bタイプのヨーグルト状が多いようですが、塗ってみてAタイプでも全く問題なかったです)
 ・スプーン
 ・カーワックス塗り用のスポンジ(ホームセンタで2個98円)
 ・使い古しのタオル(ほぼ雑巾)
 ・冷たいお茶の入った水筒(ビールの代わり)
  0910110038_3
  (右上に子供の足が入ってしまいました。裸足が気持ちいいんです。)

■開始!
1)念のため、掃除機でほこりなどを吸い取りました。

2)スプーンでふたを開け、スポンジにワックスを付けました。
  0910110041

3)塗ります。
  塗っていくうちに要領が分かってきました。
  ワックスをスポンジ全面にバターを塗るように付けました。
  フローリングに、最初は軽くまんべんなく、最後の方は両手でムラが無くなるように比較的狭い動きでゴシゴシ広げて染みこませる感覚で伸ばしました。
  スポンジは余り早く動かさず、木目に沿って丁寧にゆっくりめに動かしてゆく方が、結果的に早く塗れるようです。
  塗ったところは色が濃くなりましたが、それを目指そうとするとワックスの付けすぎになりがちなので、これも、「結果として染みこんだワックスでフローリングの色が濃くなった」というぐらいがよいようです。どうも、付けすぎがちになるので、我慢しながら伸ばしてゆくようにしました。

  □塗る前
   0910110040

  ■塗った後   
   0910110042
   
  【塗ったところ、これからのところ】
   塗ると、木が生き生きとしてくる感じです。
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4)乾拭きします
  中学以来、していなかった両手でのぞうきんがけをして、余分なワックスを拭き取りました。

5)しばらく経ってから、掃除機で蜜蝋ワックスのカスを吸い取りました。
  写真のような繊維質のカスが時々紛れています。
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6)出来上がり
   1日ほどで乾くそうです。
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◎感じたこと
  写真の広さで、慣れないながらも1.5人で3~4時間かかりました。
  (0.5人というのは、子供+子供の面倒を見ながら時々拭く妻の作業を合わせた数です)
  生まれて初めての体験だったことや、体を動かす作業で軽く汗をかいた爽快感もあり、小さな幸せの充実感がありました。
  塗りながら、木目・節と色合いを楽しめました。
  白いところより、赤身や、青黒いところがあるのを発見して気に入って、その板には気合いを入れて塗りました。節はよく染みこむようです。

  これがLOHASの感覚なのかなと思いました。
  手間をかけると、大事にしますよね。
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2009年8月 7日 (金)

クロス張り、ベランダ笠木など(着工後150日)

きのう、8月6日にクロスの下地が始まっていました。
今日、15時に現場に行くと、クロス張りの職人さん二人が休憩中。
お茶(ペットボトルですが)を差し入れしました。若いお二人でした。

■1階の畳コーナー
 ・クロスが張られていました。(写真は窓の明るさに合わされ暗く写っています)
  0908070003
 
 ・部屋の明るさに合わせました。
  白の無地です。
  0908070004


■2階 子供部屋も張られていました。
 ・シリーズの中で、キッズ向けの2種類から明るい方を選んだのですが。
  落ち着いた感じです。
  0908070005

 ・近づいて見ます。
  窓枠とお似合いでしょうか。
  0908070006
  
 ・塗り壁以外の壁の内装材のこと
   紙のベースに綿・麻・レーヨンの糸を織ったものが貼り合わされています。
  商品名は「すっぴんクロス」です。糊は「こむぎちゃん」というでんぷん糊です。
  昔のクロスにありましたねと依頼先の(株)横田建設の社長さんが
  設計の打ち合わせの時にサンプルを見て話していたのを思い出しました。
  
   塗り壁以外の壁の素材を何にするか、大いに迷い探しました。
  無垢板の腰壁もいいですよね。
  うちは物を置いて隠れてしまいそうな感じがしたのと、
  自分自身が慣れていないので落ち着かないかもしれないとの予感。

   クロスって元々は布だということに、内装の本を見て気づきましたが、
  洋館の壁に貼るベルベットのような厚みのある外国製のクロスは
  べらぼうに高いし、デザインが花柄などそれなりに派手。
  そこで、落ち着く感じを求めて探し当て・選びました。
  商品の詳細は以下ホームページにあります。
   『すっぴんクロス』 



■ベランダ笠木
  サッシ、シャッター、破風、水切りを「白色」にしたのですから、
  やはり白を選びました。いたってシンプルです。
  「布団はさみ」が掛けやすそうです。
  (青いのは保護シートだと思います)
  0908070007

  よく見ると足元は透明のFRP処理のままですが、
  ベランダの床の色も選んでますので、もうすぐ施工されると思います。

   地上波デジタルのアンテナも取り付けられました。
  でも、うちはまだブラウン管のテレビでアナログ放送を見ています。
  (BSチューナーでハイビジョン放送は見ています)
  エコポイントが付くとはいえ地デジテレビを買うと、今の32インチのブラウン管の
  置き場が無いので、チューナ(ブルーレイレコーダ)を買おうか、迷い中。
  また、電気代はかかるかもしれませんがブラウン管の方が映像がきれいに見える感じがするので、薄型テレビに手が伸びにくいのです。  

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2009年7月24日 (金)

キッチン・玄関収納・畳へり(着工後135日)

7月23日昼間の現場を妻が子供を連れて写真に撮ってきました。

■システムキッチンの取り付け工事です。
 子供がいたので、キッチンパネルを貼り付け、換気扇を取り付けようとしたところで変えることになり、その後の写真はありません。
 (株)横田建設さんのホームページで左下の[施工事例]から草加の家を見ると写真が掲載されています。

 ・白いキッチンパネルです。
  0907230010

 ・換気扇を取り付けている様子です。重たそうですね。
  0907230012 

■玄関収納です。全体像をつかみにくいので、また今度撮ってきます。
 0907230014

■もう一つ、決めること・・・・>畳のへり
 下段の紺と緑が丈夫でおすすめとの事でした。紺が良さそうです。
 アトピッコハウスの「ほんものたたみ」のへりです。
 「ほんものたたみ」は畳床が、わらです。
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2009年7月19日 (日)

和室の塗り壁(着工後130日)

7月18日(土)
左官のIさんが実際に使う材料で、5つの塗りパタンサンプルを作ってくださいました。
Iさんオリジナルの塗り方があります。
妻とどこにどのパタンで塗ってもらうかをIさんと相談しながら決めました。


■和室です。
 ・昨日の下地
  0907170006_2

 ・今日は見違えました。
  0907180003_2

 ・まだ完全に乾いてはいないようですが落ち着いた色合いで良かったです。
  サンプルから色を選ぶことは、壁紙でも塗り壁でも外壁や屋根材でも大変ですね。
  広い面積や太陽の光の加減や見る角度によって、色合いが小さいサンプルとはずいぶん違った印象になることがあります。
  よく言われますが広い面積になるとサンプルの色より薄く感じるようです。

 ・塗り具合がわかるように近づいて撮りました。
  和室はアラバケ引きの塗り方にしました。
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■塗り壁の内装材料
 1年前に、珪藻土、チャフウォール、ダイアトーマス、シラス壁を検討し、シラス壁にしました。
 商品名は1回塗りの「中霧島壁ライト」です。
 ほたて貝と籾殻を材料とするチャフウォールが一番お得な価格だったかと思います。

 ・内装工事が進んでくると感じるのですが、内装材料の選択は慎重に、迷って考えすぎるぐらいが良いかもしれません。納得のいく選択が大事だと思いました。
 ・私の場合は、0歳と3歳の子供がいるので、なるべくよけいなVOCが無いものという基準でした。(もちろん値段もあります)


■3枚引き戸
 ・畳コーナーの押入+クローゼットは、3枚引き戸です。便利です。

 ・閉まっている状態
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 ・左2枚を開け、布団をしまう押入部分が全開になった状態
  0907180010_2

 ・右1枚を開け、クローゼット部分が開いた状態
  (まだパイプは取り付けられていません)
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 ・右2枚を開けた状態(上段に大きなものを出し入れするときなど)
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●きょうのとり
 3歳になる息子へのプレゼントです。
 積み木が好きなので、いろいろな樹種の入っているものを奮発しました。
 ・木の名前が積み木一つ一つに書かれています。
 ・箱の接合部は6枚組み継ぎでしっかりとしていて「たも」と書かれています。
  贅沢ですね。我が家にはタモは使っていません。
 ・子供より、私の方が、木の種類によって、重さ・堅さ・色・匂いが違うのを楽しみました。
 ・「すぎ」「けやき」があるのに、なぜか 「ひのき」がありませんでした。
  現場でもらってきた敷居・鴨居のあまりが「ひのき」なので加えておきます。
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   オークヴィレッジ のホームページの[WEBショップ]から 
    または
 オークヴィレッジ楽天市場店 から買えます。
  (新宿 紀伊國屋書店の8階にショールームがあります)

 2008年12月25日のブログに「森の合唱団」(木琴)について書きました。

  ☆上のホームページを見るとかなり高価ですが、いいものを選び、少し買って長く使えればいいや!ということで。



 ・仮面ライダーDECADEもプレゼントしました。(いいものかどうかは疑問ですが)
  私の子供の時は、仮面ライダー1号、2号、V3とライダーマンぐらいまでは見ていました。
 ・左の怪獣は、昔買っておいて開けていなかったLEGOブロックから、作ってあげたものです。我ながらうまくできたので記念に撮っておきました。
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2008年11月17日 (月)

フローリング材、分譲地の様子

■11月15日に新木場のフローリングショールーム「ゆらぎ」に行きました。

このブログを読んで頂いた方で、無垢のフローリングを考えているのでしたら、ここは是非訪ねておいた方がよいと思います。興味のある方は「木魂 フローリング」でgoogle検索してください。当日は私たちを含め4組の予約が入っていていっぱいでした。私より若く材木商の2代目として木が好きだから材木の仕事をしているという社長の前田さんと2時間の予約時間で1対1でゆっくりと話ができとても良かったです。大手ハウスメーカも仕入れに来るとのことです。大手と取引をしているから信頼できるというわけではありませんが、私がなぜ比較的安めの価格なのか一度確認する必要があると思って来ましたと言ったところ、なぜといってもと、業界の流通事情が有るらしいことを婉曲に示しながらも、困らせてしまいました。別に怪しいものではありませんということを話していました。2時間の間に最初に煎茶だったか、次に焙じ茶、最後にゆず茶とせんべい菓子をいただき、「居心地のいい喫茶店ですね」と前田さんに話してしまうほど感じの良いところでした。

最初に無垢フローリングの性質の説明を受け、質問事項としてあげておいた構造用合板に施工する接着剤と、塗装・メンテナンスについて聞いた後、間取り図を見ながら今の希望を他社を含めたサンプルを持ち込んで相談しました。サンプルを見ながら、前田さんは、あくまでサンプルだからかもしれないがと断りを入れて、この部分は屋外で乾燥させているときに桟が乗っかっていた部分で日に焼けていなくて白っぽくなっていた跡で、ふつうは日焼けしたところとそうでないところの区別がでないくらいに削るがと、プロの目で指摘したり、雄実の出っ張っている部分の表面がガリガリなものがあり、乾燥させていた原木をぎりぎりまで使うために一番外側の部分がそこに現れたのだろうが隠れるところなのでこれでも商品として扱っているのでしょう。とも指摘していました。その後、私は国産材が性に合っているようなのでと希望を言うと、ショールームにある国産材を見せてもらいながら(あばれるツガもありました)説明を聞き、壁に貼ってあるものは手で触って、床に敷き詰めてあるものは、裸足になって感触を確かめました。それまで堅いと思ってさけてきた広葉樹も実際に足の裏で感触を確かめながら歩いてみると、説明してもらったようにフローリングの下地材に大きく影響されるということがわかりました。(考えてみれば当たり前ですが)コンクリートの上に置けば堅く感じるし、根太の上に貼れば根太の粘り具合に左右されるでしょう。

■色々考えた結果

1階は岩手南部本栗、2階は木曽桧、小屋裏は伊予杉とし、後は全体の予算との兼ね合いで調整です。栗は表面がさらさらさわやかで夏は気持ちが良さそうで畳かゴザの上を歩いているような感じですが堅いとは感じませんでした。枕木や土台の木だからとさけていましたが、素足で歩いてみると、ナラより表面が多少細かな凹凸がありペタペタというよりさらさらに感じて気に入りました。それに1階が一番、過酷に使われるところなので(二人目の子供も男の子らしいことが当日わかりましたので)、桧をやめて栗にしました。ナラやタモも良かったのですが唐松や朴の木もありましたが、かすかに緑がかった色合いの上品さ(栗はタンニンが多いので年を経るごとに色合いに深みが出るそうです)と丈夫さ、足の裏の感触、水にも強いところから選びました。ただし良い値段です。2階は節有りの木曽桧が求めやすい価格なので決めました。小屋裏に無垢フローリングはもったいないですが、複合フローリングもカタログ定価ではいい値段なので、それならば比較的安い杉にしました。葉枯らし天然乾燥の杉・新月伐採の杉は思い出の中にしまっておきます。もしこのブログを読んで興味を持たれた方がいらっしゃれば、たとえば趣味の部屋にだけ敷くのも良いかもしれません。写真①が栗、②が木曽桧、③が伊予杉です。犬は前のブログにも登場した青森ヒバです。20081116__003

11月16日の分譲地の様子です。我が家の敷地の南側道路を挟んだお向かいのお宅(うちと同じく川沿いの道路み面している)は、地縄を張ったあと、ショベルカーとおそらく杭打ちの重機・それとも柱状改良のドリル?が入っていました。川沿いだけが地盤が緩いのでしょうか。10mも離れると大丈夫なのでしょうか。杭を打つのか注目します。20081116__006

うちの東側の桧屋住宅さんのさらに東側のお宅は、地元の栗原工務店というところで、ホームページを見るとネオフォーマを使う外張り断熱工法で建てるようです。これも気になります。基礎を丁寧に時間をかけて造っているのが毎日見ていてわかっていましたが、今日、基礎の立ち上がり部分の様子を見て、他のお宅より高めになっていることに気づきました。20081116__010 

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2008年11月 8日 (土)

フローリング材

無垢のフローリングにすると傷が気になったり、手入れが大変だということはよく言われています。スリッパや靴下の生活ならば汚れが落としやすい表面加工がされた丈夫なフローリング材が便利ですが、素足でいたい・木の家を建てたという実感を味わいたいので、何とかなるだろうと無垢材にする予定です。実際、今住んでいる賃貸マンションの複合フローリングと、取り寄せたカットサンプルの上に足をのせると、無垢材の暖かみが肌から実感できます。

カットサンプルを取り寄せてみました。

■ナラとひのき すべて15mm厚

2008_11090085①ナラで自然塗装です。巾75mmです。この堅さなら家具と同等かそれ以上に堅いので傷もほとんど無いかもしれません。爪を立ててもほとんどへこみません。それでいてさわり心地は木を感じられるので、良いです。針葉樹との比較の意味もあってカットサンプルを取り寄せました。床暖房OKのものですが、うちは床暖房は不要なのでしません。(前にいた新築の団地は床暖房がありその暖かさは知っています。前に書いたかもしれませんが、暖房されている床に長い間座っていると、私には、床に接している面の暖かみがうっとうしくなってきたので、あまり使いませんでした)

②尾鷲ヒノキ 巾90mm 上級品とあり小節と無節の中間くらいでしょうか。無塗装です。爪を立てるとナラよりはへこみます。無塗装の場合が知りたかったのと上級品の質を知りたかったので取り寄せました。桧のにおいが実感できます。上品な感じです。年輪が詰まっています。

③尾鷲ヒノキ 巾105mm 標準品とあり節が真ん中に見えます。自然塗装品(リボス社カルデット(クリア色))なので②より黄色みがかっていますが説明によるとなじんでくると元の色になるそうです。横から見ると1mmくらい塗装が浸透しているのがわかります。さわりごごちは②とほとんど同じです。表面のヒノキのにおいは②より若干弱いかもという感じです。こちらも横から見ると年輪の目が詰まっています。

④国産材ヒノキ (産地は明示なし) 巾108mm 小節 Arbor針葉樹白木用オイルワックス床用の塗装 表面の仕上げが②③よりなめらかにされすべすべしています。ヒノキのにおいは③と同じかもしかしたら弱いかもしれません。(強ければよいということでもありません。ほどほどがよいです。)③より年輪の巾が広いところがあります。

⑤木曽ヒノキ 巾140mm 節あり 蜜蝋WAX塗装 表面はすべすべの仕上げで④に近い。ここまで書いてきてにおいを比較するのはいろいろな条件が同一でないので無理があると感じました。幅が広いと部屋が広く見えるそうで、その点が魅力。年輪は④と同じかやや詰まっている。

⑥木曽ヒノキ 巾140mm 小節 蜜蝋WAX塗装 ⑤の節が少ないもの。あとは同様の感じです。

※④⑤の上にある犬は青森ヒバのおもちゃです。たまたま藤沢駅で売っていた青森ヒバ商品のお店で買ったものです。とても軽くかつ強い木のにおいがします。これではシロアリなどの虫が寄りつかないのも納得します。

※フローリングのカットサンプルが乗っている床は、今住んでいる賃貸マンションの複合フローリングです。南面のベランダに面していて、吹き込んできた雨に当たってしまいガサガサです。ぬれたらすぐ拭かなくてはいけません。前に住んでいた人がそうしなかったのでしょう。私たちが借りるときにはすでにこのような状態でした。

■スギ 厚さ15mm①②③と、30mm④⑤

スギはヒノキより柔らかいのでフローリングにするには覚悟が必要かもしれませんが、記録のために載せます。年輪の間隔はヒノキより広いです。スギとはそういうものだと感じました。

2008_11090086

①国産スギ (産地は明示なし) 巾120mm 赤身 節あり Arbor針葉樹白木用オイルワックス床用の塗装 渋い感じが写真でもわかると思います。WAXを塗ってある木表より木裏の方がにおいが強いです。(あたりまえか) 表面はすべすべ加工です。すべすべと何度も書いているのは「うづくり」ではないという意味です。(「うづくり」というのを「カイケンコーポレーション」のホームページで初めて知りました。google検索してみてください。

② 国産スギ (産地は明示なし) 巾120mm 赤白 節あり Arbor針葉樹白木用オイルワックス床用の塗装 ①との違いは白太の部分(左右の両端)が混じったものです。値段が安くなります。

③伊予杉 巾95mm 節あり 無塗装 ①②より色味は薄いです。それでも、ヒバの犬と比べれば赤茶けています。

④天竜杉 巾135mm 節あり 赤身 厚みが30mmあると、床材というより柱に近い感じがします。赤身なので、横から年輪を見ると芯のすぐそばであることがわかります。葉枯らしの天然乾燥です。新月伐採木ではありません。木裏のにおいをかぐと深い感じがします。

⑤天竜杉 巾135mm 節あり 源平 ④との違いは、赤身でなく白い部分が混じる源平であることです。④より安いです。

■カットサンプル取り寄せ元

・アトピッコハウス:ナラ①、ヒノキ②③

・(株)マルホン:ヒノキ④、スギ①②

・(株)五感、木魂(KODAMA):ヒノキ⑤⑥、スギ③ (カットサンプルは有料です。その方が合理的です。実際に買う人の購入価格に上乗せされるより、サンプルをもらう人がサンプル分だけ多少とも支払うのがよいと、私は考えるからです)

・天竜T.Sドライシステム(協):スギ④⑤(新月の木は3割増しですが、こだわる人には魅力的です)

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2008年10月29日 (水)

無垢の床材サンプル

今日、2カ所から床材サンプルが届いた。

1)天竜T.Sドライシステム協同組合

天竜杉・葉枯らし天然乾燥材の「T.S.DRY30」の赤身と源平(赤白)計2枚。30mm厚なのでがっしりしていて足を乗せると暖かい。(他社の15mmでも、今すんでいる賃貸マンションの複合フローリングと比べると素足を乗せたときに、無垢の材のためか暖かく感じる)ホームページから問い合わせのメールを出したときには、確か15mmでお願いしたと思ったが。30mmを見てしまうと、15mmが頼りなさげに見えてしまいます。また、価格表が同梱されていたが、ノイモントホルツ(新月伐採)は3割り増しとのことです。

2)株式会社マルホン

杉で赤身と赤白の2枚で厚み15mm、幅120mmと、ヒノキ(小節)で15mm、幅108mmの3枚が送られてきた。いずれも国産。

ヒノキについては、マルホンとアトピッコハウスの尾鷲産を比べると尾鷲産のほうが年輪の目が詰んでいる。表面の加工はマルホンの方がなめらかだ。

スギについては、天竜の方が天然乾燥のためかスギの香りが深くひろい感じがした。

今は時間がないので、後で写真を載せます。

また、今「木とつきあう知恵」を読み進めていますが、なかなか興味深いので、読了後、感想を書きます。

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2008年10月 3日 (金)

中霧島壁ライトに手形

9月20日に参加した壁塗り体験会で、30cm四方の石膏ボードに中霧島壁ライトを講師の職人の方が塗ってくださり、そこに家族で手形を付けた。残念ながら2歳の息子は嫌がって手形を付けなかった。

10月2日に乾燥された塗り壁に手形が押された跡があるものが送られてきた。これが内装になるのかなとしみじみ感じ入った。多少細かなざらざら面だが、自然な感じが良いと思った。ためしに手に水を付けて指をはじいて水滴をはねかけると、すうっと浸み込んだ。塗り厚さ2.5mmでも調湿作用がありそうで良いと思った。調湿作用というよりも、水蒸気が塗り壁を突き抜けて石膏ボードも突き抜け壁内に入っていくのかもしれない。9月20日の説明会では湿度50パーセントの境にそれより部屋の湿度が高ければ中霧島壁ライトが吸湿し、湿度が50パーセントより下がると蓄えていた水分を発散するとのこと。

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2008年9月23日 (火)

シラス塗り壁体験会

9月20日に(株)高千穂の中霧島壁ライトの壁塗り体験会に参加した。

横浜ランドマークタワーに行き、最初に30分ほど、商品説明を受けた。

100パーセント自然素材であること、中霧島壁5mm厚より薄い2.5mm厚なので、保水力はその分落ちるがそのほかの点では遜色がないこと。粒子を細かくすることにより2.5mm厚を実現したこと。1回塗り(下塗り=湿らしこすりの塗り後10-15分置いて仕上塗りで2回に分けて塗るが、1回塗ったあと完全に乾燥させて2回目を塗るわけではなく作業としては1回と考える。)で価格がお得なこと。アンモニアを拭きつけた脱脂綿を、何も入っていないビンと中霧島壁の材料となるシラスの塊が入ったビンに入れてふたをし、説明が終わったころの30分後に開けてみると、シラスのビンはアンモニアの刺激臭がなくなっていた。消臭効果は良いようだ。

配布された「お客様の声」の冊子(住宅の一部・全部の壁に中霧島を使った家に住んでみてからのアンケート集)でも、トイレや焼肉後のリビングで消臭効果を実感したとの声が書かれている。また、二酸化炭素も吸着するのか不明だが、観葉植物の元気がなくなる事例、和室の木や畳の匂いが良いか悪いかあまりしないと書かれているアンケート結果もあったが、比較検証しているわけではないので中霧島壁が原因とは言えない。

塗り壁体験会場は市営地下鉄高島駅に近い高架下の作業場でした。

最初に石膏ボードの継ぎ目やビスのくぼみを平らにする準備やモルタル塗りでもする出っ張り角に張るコーナー材の取り付けのお手本を示してくれ、継ぎ目にパテを塗った後包帯のような網目の布をはさんでさらにパテで塗って平らに仕上る作業を体験しました。

次に講師の人が材料を袋から出してバケツにいれ、水を合わせて電動の攪拌機で混ぜます。この攪拌機で混ぜる作業も体験しました。巨大なブレンダーです。

次は模範実演です。下地の上下左右にマスキングテープを3-5mmの塗り厚分だけ残して貼ります。あまり壁に近く貼るとテープの上に塗り壁がきてしまい、後でテープをはがすときせっかく塗った部分が掻き取られてしまうので注意が必要です。

いよいよ塗りです。バケツからドロッとした材料を左手に持ったコテ板に乗せ、コテですくい取って壁にあて、ズイーッと壁に塗っていきます。壁に押し付ける力加減とコテに平均に力をかけてこての角度もあまり高くならないように気をつけて塗っていきます。何回か塗るうちに、コテ板からコテ面に上にしゃくりあげるようにしてすくい取る要領(最初難しかったらコテ板を石膏ボードにあてて下にこぼれても大丈夫なようにする方法も教えてもらいましたが、すぐにできるようになります)もつかめました。

均一に塗るためのコテの要領は、体験会の最後のほうになってようやく、壁と材料から塗り厚やドロッとした感じを感じながらコテの角度や押し加減を変えられるようになりました。塗りながら壁のへりまでコテを持っていたときは、壁のヘりと反対側のコテのへりを固定し壁のヘリの方に材料を押し付けて持っていくようにして壁のヘリに材料を押し乗せてからコテをヘリから反対のほうに動かして塗る方法や、90度の隅の部分はコテ先を使って塗る方法、コテむらがつきにくいようにコテを動かしながらスーッと壁から離す方法、壁の上辺はコテを上下反対にもってコテの先が直線になっている部分を使って塗る方法、など、丁寧に教えてもらいました。

概して、シロウトの私は、材料をコテに乗せて塗るとき、塗る量が少なくなりがちなことも、プロの講師の塗り方を目の前で見て感じました。プロの方はたっぷりの材料をコテでスーッと一気に均一に比較的厚めに(力を入れすぎると材料に含まれているシラスの2mm位の骨材のかたまりが石膏ボードとコテの間に挟まってガリガリ音を立ててしまう)、だから効率よく短時間に仕上てしまいます。さすがです。

1回目の湿らし塗りのあと、(配布されていた「施工要領」では10-15分おいてですが、体験会ではある程度固まったところで)2回めの仕上塗りです。仕上塗りのころは慣れてきましたが、それでもコテに掛ける力加減を感じながらなので時間がかかりました。途中で教えてくださるプロの方が私の塗っている壁に、「こんな感じで」と塗ってくれたので良く分かりました。この後、ムラ直し用のステンレスが薄いコテに持ち替えて、表面を均してゆきます。

次に模様を付ける仕上です。アラバケ引きヘッドカット仕上げです。シュロほうきより粗い感じのものを横引きしてゆきます。楽しいです。その後、アラバケで引いてざらざらになった上っ面だけをプラスチックのならし用コテで軽くなでてゆきます。成果は写真をご覧ください。

1.5m3くらいの面積でしたが、1時間半近くはかかりました。慣れてくればもう少し早くできると思いますが部屋の1面だけ塗ったとしても最初は大変だろうと感じました。自分の家で一部屋塗れるかと考えると、北面は今日、東面は明日というように分けて塗ることになりそうです。天井近くは脚立に乗って塗るのでなお大変でしょう。でも、どこか部分的にでも塗ってみたいと感じました。家族の手形と日付を入れる人が多いそうです。2008_0920_163020 2008_0920_163209

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